🏷【おぶう日記】奮闘記④

 

 

酸素ハウス生活4日目のことです。

 

朝の支度をしていると

目で追いかけてくるおぶう。

 

ああ、可愛い…。

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猫じゃらしなんかで遊ぶ時

よくそのまん丸おめめをしていたけれど


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今回のそれはあまりよろしくない

瞳孔の開き方だね…?

顔も引き攣っている。

 

案の定、数時間後には

ぐったりとしてしまった。

 

半開きの瞳は朦朧としていたし

手足に力が入らなくて

身体を支えられず、

ゲージの底にへばりついていた。

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先生と電話で相談して皮下点滴と

注射をストップした。

 

少し怖かった。

治療をストップしたその先が。

 

でも、ぷしゅ〜…ってなった。
 
今まで、頑張らせ過ぎちゃったね。
まえだが病気に負けないでって
思う程、あなたは優しい子だから
ここまで来てくれたのね。
 
この瞬間から、おぶうの看病の時間が
おぶうへのご褒美をあげる時間になった。
 
おぶうの大好きなところに
連れて行ってあげよう。
 
あなたは朝もお昼も夜も
そこでぐ〜たらしていたからね。


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ゲージが大きくて
お気に入りの椅子には
乗せられない。
 
かと言って床に置いたところで
きっと、おぶうの見ていた景色と違う。
 
考えて考えて、ちゃぶ台の上に
乗せればいいじゃん!と思って
お引越しを開始。
 
最初はびっくりしてキョロキョロしていたけど
すぐに落ち着いて凛々しい顔になった。
 

開ききっていた瞳孔も

普段の瞳に戻ってきた。


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なんだか、懐かしさもありつつ
新たな生活の始まりみたいで
清々しい。
 
もう、6日間ろくに
ご飯を食べていないおぶう。
 
チュールみたいなタイプは

元々、好きじゃないけれど
試しにニュートロの

とろけるシリーズを
指であげてみたら
すごい勢いで食べはじめた。
 
しかも、2本目まで食べた。
 
あなたさっきまで
死にかけていたじゃないの…って
びっくりしてしまったけど
それ以上にとても嬉しかったよ。
 
今年、1番かもしれない。
 
それから、少し目を離した隙にこれだ。


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水の入った桶にお尻を突っ込んでいた。
水がびしゃあああってゲージから
溢れていて、ちゃぶ台もびっちょびちょ。
 
当の本人は全く気にしていなくて
またまた懐かしいのろまで
マイペースなおぶうを見られて
凄く嬉しかった。
 

おぶうのお尻をタオルでふいて

大惨事の現場を片したあとは

おぶうとのんびり日向ぼっこをした。
 


でも、その深夜
いつもの様にゲージを開けて

おしっこが付いた

シーツを変えていたら

おぶうの呼吸が急速に乱れた。
慌ててゲージを密閉して見護る。
 
だけど、どんどん悪化していき
目がもう逝っていた。
 
駄目だと思って

ゲージの小窓から腕を突っ込んで
酸素が出ているポンプの真下まで
おぶうをずらして
ひたすら、声をかけて撫でた。
 
凄い長い時間そうしていた気がする。
 
だんだん、整ってきて
びくん!とおめめが戻ってきた。
 
さっきまではもう中身のない
だけど、激しく動くヘナヘナの
ぬいぐるみみたいになっていたおぶうに
段々、力が戻ってきて、硬直していた

おててとおあしが動くようになった。
 
おぶうが整ってきたのを確かめて
支えていた腕を抜き
また、ゲージを密閉した。
 

まえだの不注意だ

辛い思いをさせて

本当にごめんよ

 

もうあんな風に

ゲージは開けられない

これからは小窓から

今まで以上に迅速に

中を整えてあげないと。

 

大反省しているまえだを

おぶうは何ですか?っていう

ケロッとしたお顔で見てた。

 

あなたさっきまで、

瀕死だったのよ…。

 

リラックスし始めた

おぶうを確認して

すごく力が抜けてしまった。

 

まえだだけが常に何かに焦っていたよ。

 

おやすみ、可愛いおぶう。

また明日