🏷【おぶう日記】嫌いな日

まえだには月に1回とても嫌いな日があります。

それはおぶうを病院へ連れて行く日。

もう、みんな知っているかもしれないけど

おぶうは多発性嚢胞腎と

慢性腎不全という病気です。

とても簡単にいうと、

腎臓の機能が低下していく病気。

ステージが4段階あって、数値が上にあがる程、

腎臓の機能が低下しているということ。

人間の場合は治療法があるけれど、

猫の場合はもうない。

お薬でなるべく数値が上がらない様に

工夫はできるけど、もう腎臓は治らない。

おぶうはちょうどステージ3と4の間くらい。

毎月、病院へ血液検査に行く。

おぶうは病院がとっても嫌い。

まえだもこの日がとってもとっても嫌い！

聞きたくなくても見たくなくても

もう、知ってても

おぶうは病気なんだっていう

現実を絶対にぶつけられるから。

嫌がるおぶうをキャリーに入れて

無理矢理、病院に連れてきたのは

まえだのくせに

早く怖がってるおぶうをお家へ

連れて帰ってあげたいなって思う。

注射なんて、代わってあげたいなって思う。

お薬なんて、のみたくないよねって思う。

点滴なんて、嫌だよねって思う。

早く、こんな病気なんて治れば良いのにって

思うけど、もう治らない。

まえだの腎臓も寿命もぜんぶあげるのに！って

思うけど、そんなことできる方法がない。

今回の検査で貧血が

悪化していることが分かって

毎日のお薬に加えて

また、新しい薬が増えた。

体重も3.5kgまで落ちてしまっている。

嗚呼…やめて〜、これ以上は…

ひとりで受け止めきれない…って思ったけど

幸い腎臓の数値は落ち着いてた。

おぶうのこんな小さな体の

もっと小さな腎臓が

まだ頑張ってくれているらしい…。

なので、まえだもヘコたれていないで

頑張らなくては…！と改めて思う。

今日もすぐ傍でコロコロしてて

マイペースなおぶう。

なんて、可愛いんだろう…。

この可愛さで病気も

吹っ飛んでくれないだろうか…

どこか遠くまで…お願いします…！

でも、月に1回嫌な日があっても

その他、29日間はとーっても幸せなのである！

おぶうとそんな沢山の時間を過ごせる

まえだはとっても贅沢ちゃんなんだなと

嫌いな日にいつも実感するのです。

（最近、お気に入りのおもちゃ🐈）